高島城は天守より公園が主役だった|晴れた日にこそ歩きたい、水と空が映える諏訪の絶景スポット

高島城信州・すわ(Suwa)

諏訪湖畔に佇む、諏訪を象徴する名城

高島城は、諏訪湖のほとりに築かれた平城です。

『続日本100名城』に認定され、かつては湖に浮かぶように見えたことから「諏訪の浮城」とも呼ばれてきました。

現在の天守は復興されたものですが、堀と水辺に囲まれた姿は、城と自然が一体となった諏訪らしい風景を今に伝えています。

この記事では、そんな高島城の天守内見学ルートや階段の様子など、初めて訪れる人が気になるポイントを簡単に整理します。

そのうえで後半では、「高島城はどこを楽しむ城なのか」という本題に入っていきます。

実際のところ、高島城は城の中だけを目的に訪れる場所ではありません。

晴れた日にこそ足を運んでほしい理由が、この城にはあります。

このあと、まずは天守内部や階段など、実際に歩いて感じた城内の様子を紹介していきます。

天守内部を歩いて、まずは高島城を知る

高島城の見学は、いきなり天守に入れるわけではありません。

まず待っているのが、城内入口へと続く29段の石段です。

天守入口へ続く石段
天守入口へ続く石段

ここはしっかりと「城に入るための上り」を意識させられます。

段数自体はそれほど多くは無く、視線の先に天守が見えることからも、気持ちは自然と昂ります。

この階段を上り切って、ようやく高島城の内部見学がスタートします。

入口フロアの様子

天守内部は三階構造になっており、各フロアには高島城の歴史や、諏訪との関わりを解説する展示が並びます。

展示内容はしっかりしていますが、どちらかといえば「じっくり読む人向け」。

観光のテンポとしては、一通り眺めながら進むくらいがちょうどいい印象です。

天守内部の階段
天守内部の階段

なお、この先の階段の段数は、二階までが24段、三階までが34段の構造です。

先ほどの城外入口の29段と合わせると、天守最上階までで合計87段になります。

松本城ほどの急勾配や緊張感はありませんが、上下移動はそれなりにあります。

天守最上階の様子
天守最上階の様子

なお、最上階からの眺めは「悪くはないが圧倒的ではない」というのが正直なところ。

高島城の本当の魅力は、ここから先――城の外に広がる景観にあります。

水と空が映える、高島城公園という贅沢な時間

高島城に最も魅了される瞬間は、天守内部ではありません。

その理由は、高島城が「高島城公園」という一体型の公園の中に建っていることにあります。

城を支えるかのように整備された園内には池や遊歩道が広がり、水面に映る天守や空が重なり合うことで、ここでしか撮れない景色が生まれます。

ただ城を見上げるだけではなく、少し距離を取って、公園越しに眺めることで、高島城は一気に表情を変えます。

高島城を望む絶景ポイント
高島城を望む絶景ポイント

晴れた日は特に、水と空の青さが際立ち、どこを切り取っても絵になる景色が広がります。

ベンチに腰掛けてぼんやり眺めるだけでも、ここまで来た価値を十分に感じられるはずです。

高島城は、松本城のように「城そのものを楽しむ場所」ではなく、景色の中に城が溶け込む場所。

写真を撮る人、散歩を楽しむ人、静かに時間を過ごす人——

それぞれの楽しみ方を受け止めてくれる、余白のある名城です。

この高島城は、観光の流れの中で立ち寄りやすく、城そのものだけでなく周囲の公園と合わせて楽しむことを前提にしたスポットだといえるでしょう。

晴れた日にこそ訪れたい、諏訪の「景色を味わう城」

城下から見上げた高島城
城下から見上げた高島城

高島城は、天守の展示をじっくり学ぶ城というよりも、公園全体を歩きながら景色を楽しむ場所に相応しい観光地です。

湖に近い立地、空の広さ、水面のきらめき、そして季節ごとに表情を変える城と自然の組み合わせ。これらは、天気が良い日ほど価値が増します。

青空が広がる日、空気が澄んだ朝・夕方など、それぞれ違った顔を見せてくれることでしょう。

諏訪湖周辺を巡る旅の中で、「景色を楽しむ時間」を求めるならば、この高島城公園はその期待にきちんと応えてくれるはずです。

高島城の本当の魅力は、青空の下でぜひ体感してみてください。

施設詳細は 諏訪高島城 をご確認ください。

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