信州という舞台へ。――九州から始まる、少し特別な長野旅
信州・長野県が、人々を何度も呼び戻す理由

日本のほぼ中心に位置する、信濃の国・信州長野。
皆さんは“信州”と聞いて、まず何を思い浮かべるでしょうか。
雄大な山々、澄んだ空気、歴史ある寺社、そしてどこか落ち着いた時間の流れ。
この信州は、都市部のような派手さこそないものの、「一度訪れると絶対にまた来たくなる」と語られる、全県が観光名所で溢れた国内屈指の旅行スポットです。
その立地から、関東圏や中部圏、関西、北陸など、本州各地から観光客が絶えず訪れ、その中には旅行をきっかけに、この地に惚れ込み移住を選ぶ人も少なくありません。
それほどまでに、信州には人を引き寄せる力があります。
九州から見た信州は、本当に遠い場所なのか
ところで、そんな信州という土地を、本州以外で暮らしている人々はどう捉えているのでしょうか。
「訪れてみたいけれど、長野県は遠そう」
「そもそもどうやって向かったら良いのだろう」
そう考えている方も、きっと多いはずです。
ですが実は、信州・長野県には 信州まつもと空港 という発着点があり、
九州や北海道とは空路でしっかりと結ばれているのです。
福岡空港や新千歳空港から、信州まつもと空港までの所用時間は、空の旅でおよそ90分。
想像しているほど、信州は“遠い存在”ではありません。
信州には、「わざわざ来てよかった」と感じることのできる要素がたくさん詰まっており、遠路はるばる訪れたからこそ味わえる魅力も散りばめられています。
都心部の喧騒とはまったく異なる景色、空気、食、そして流れる時間。
そのすべてが、旅の満足度をよりいっそう押し上げてくれるのです。
九州から信州へ|飛行機の時間を考慮した信州二泊三日モデルコース
実は、信州まつもと空港を発着する飛行機は、路線数、便数とも非常に限られており、全国どこからでもアクセス容易であるとはとても言い切れません。
この記事は、そんな飛行機の発着時間を考慮し、特に九州地方に暮らす方々に照準を絞って、今回の旅の目的地に信州を選んでもらえるよう、九州人のために特化して書かれた信州二泊三日モデルコースガイドです。
「慣れない土地へ行く前に不安を払拭したい」「家族みんなが楽しめる、安心な旅を実現したい」
そんな本音に応える、行く前に知っておいてよかったと思える情報の数々を、具体的に紹介していきます。
信州は、想像以上に懐が深く、そして遠く離れた九州からでも訪れる価値のある場所です。
この先を読み進めることで、今回の旅の幹事である読者の皆様が、
「信州、ちょっと本気で考えてみようか」
そう思っていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。
初めての信州旅を成功させるために|今回ご提案する旅のかたち
今回ご紹介するのは、福岡空港から信州まつもと空港へ入り、二泊三日で信州をじっくり味わう旅です。
初日は、福岡空港を朝の便で出発し、信州まつもと空港へ。
三日目は夕方便で福岡へ戻る行程とすることで、現地で過ごせる時間を最大限確保しています。
長野県内の移動は、レンタカーを利用する前提で考えています。
公共交通機関では行きづらい場所も多い信州ですが、車があれば移動は驚くほどスムーズ。
荷物が多くなりがちな家族旅行でも、気兼ねなく動けるのが大きなメリットです。
想定する人数は、家族旅行3〜6人程度。
ご夫婦+ご両親、あるいは三世代での旅行など、「家族みんなが楽しめる旅」をイメージして組み立てています。
このあとのモデルコース紹介は、移動距離・滞在時間・立ち寄り先のバランスを丁寧に整えながら、慣れない信州旅行でも迷わず安心して動けるよう十分に配慮された構成になっています。
まずは軽い気持ちで全体の流れを頭に入れつつ、次の段落で実際の旅程を初日から順に見ていきましょう。
【1日目】福岡から信州へ。善光寺と小布施を巡り、情緒あふれる渋温泉へ
福岡空港を朝8:05発のフライトで出発し、信州まつもと空港へ。
到着後は、あらかじめ手配しておいたレンタカーに乗り、最初の目的地である長野市を目指します。
高速道路を使えば移動はスムーズで、旅路を急がなくてもお昼前には長野市中心部へ到着できる行程です。
旅のスタートを飾るのは、信州を代表する名刹・善光寺。

門前の仲見世通りで昼食を楽しみ、そのまま参拝へ向かう王道ルートは地元民も御用達。
なお、善光寺周辺は駐車場所によって旅の快適さが大きく変わるエリアでもあります。
事前に動線を把握しておくだけで、余計な疲れや時間ロスを防ぐことができますので、この点はぜひ意識しておきたいところ。(善光寺観光の詳細は、以下の記事で詳しく紹介しています)

参拝を終えたあとは、車で北へ向かい 小布施(おぶせ) へ。
この町は、ただの観光地ではありません。
江戸の情緒を色濃く残す蔵造りの町並みに、栗菓子の老舗、北斎ゆかりの文化施設、感度の高いカフェや雑貨店が自然に溶け込み、「歩くだけで楽しい」が成立する、完成度の高い小さな町です。

路地を一本入るだけで景色が変わり、時間に追われていた旅人の気持ちが、ふっと緩んでいくのを感じられるはずです。
初日は移動も多いため、ここでは無理に詰め込まず町歩きを楽しみながら、名物の栗を使ったスイーツでひと息つく時間もまた格別。
短時間でも満足度が高く感じられるのが、小布施という場所です。
小布施の歩き方や、効率よく巡れる散策ルート、立ち寄りたいおすすめスポットについては、後ほど以下の記事で詳しく紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
初日の観光を終え、夕方になったらそのまま本日の宿泊地である信州の名湯、渋温泉へ。

到着する頃には日も傾き、石畳の温泉街に灯りが入り始める時間帯。
初日から移動に追われすぎることなく、それでいて見どころをしっかり押さえた、理想的な信州旅の幕開けとなるはずです。
なお、今回紹介した善光寺・小布施ともに共通して言えるのが、「どこに車を停めるか」で、旅の快適さが大きく左右されるという点です。
特に初めて訪れる方ほど、何となくで空いている駐車場に入れてしまい、結果的に歩く距離が増えたり、混雑に巻き込まれてしまうケースも少なくありません。
下の記事で紹介している各スポット解説では、実際に使って分かった利便性の高いおすすめ駐車場を詳しくまとめていますので、当日は必ず事前に確認した上で向かうことをおすすめします。
モデルコース初日の見どころである善光寺、小布施観光の詳細は、それぞれ以下の記事を参照してみてください。
【2日目】早朝の戸隠(とがくし)へ。深く歩き、たっぷり癒す“緩急の一日”
二日目は、この旅の中でも特に朝の動きが重要な一日です。
前夜は無理に夜更かしをせず、しっかり休養を取ることをおすすめします。
朝はできるだけ早い時間帯に宿で朝食を済ませ、車で戸隠神社へ向かいましょう。

戸隠神社は宝光社・火之御子社・中社・九頭龍社・奥社からなる五社巡りで知られる、信州屈指の聖地。
自然の中を歩く時間も長く、五社全てを参拝する場合は想像以上に体力と時間を要します。
そしてハイシーズンの日中は駐車場も混み合うため、戸隠入りは早ければ早いほど良いのが実情です。
観光客が増える前の静かな時間帯は、空気そのものが澄み、戸隠本来の神域の雰囲気を体感できる貴重なひととき。
戸隠の回り方や所要時間、家族構成や体力に応じた選択肢については、以下の記事でかなり細かく解説していますので、ぜひ事前に目を通しておくことをおすすめします。
参拝を終えたあとは、戸隠の名店でランチを。
家族の体力にあわせて参拝をしっかり楽しんだあとは、心地よい疲労とともに、名物の戸隠そばが体に染み渡ります。
そして午後は無理に詰め込まず、そのまま渋温泉へ戻るのがこのプランの肝。
あえて早めに宿へ戻ることで、この日のために用意されたご褒美の時間が待っています。
渋温泉には、宿泊者のみが利用できる九つの外湯(共同浴場)があり、各宿で借りた専用の鍵を使って自由に湯めぐりが可能な“九湯めぐり”を楽しむことができるのです。

浴衣に下駄で温泉街を歩きながら、源泉掛け流しの外湯を巡る体験は、渋温泉ならでは。
それぞれ源泉や効能が異なり、祈願手ぬぐいにスタンプを集めながら九湯を巡り、最後に「渋高薬師」へ参詣すれば満願成就とされています。
戸隠でしっかり歩いた身体を、日が暮れる前から温泉でゆっくり解きほぐす。
この流れがあるからこそ旅の最終日までしっかり体力を温存でき、心と身体の両方に余裕が生まれます。
観光と休養、そのバランスが最も美しく整うのが、この二日目です。
信州の名湯、渋温泉の詳細は以下の公式ページをご確認ください。
【3日目】城下町・松本で締める。余裕を残した最終日
最終日は、渋温泉を出発し、松本市内へと戻ります。
長野市方面から松本までは高速道路を使えば移動もスムーズで、10時過ぎには松本城周辺へ到着する想定です。
まずは、この旅の締めにふさわしい国宝・松本城へ。

松本城は、言うまでもなく「外から眺めて写真を撮って終わり」の城ではありません。
実際に天守へ入り、内部を歩くことでこそ、その凄さがはっきりと伝わってきます。
城内の名物階段は驚くほど急で、一段一段の高さも不揃い。
足元に気を配りながら上り下りする感覚は、現代の建築ではまず味わえないものです。
実際に何段あるのか、どれほど急なのか――――
階段の段数や高さを実測しながら、シニアやお子さん連れでも安心して楽しめるアドバイスなどを、以下の記事で詳しくまとめています。
「松本城に入りたいけど、年配の家族が上り切れるか不安」
そう思われる方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
松本城を満喫したあとは、そのまま徒歩圏内のなわて通り・中町通りへ。
城下町の面影を残すこのエリアは、土産店、カフェ、郷土料理店がコンパクトに集まり、信州最後の食事と買い物を一度に楽しめる理想的な場所です。

ランチを挟みつつ、時間の許す限りゆっくり散策。
最終日は「もう一か所詰め込む」のではなく、歩きながら余韻を楽しむ時間を大切にするのが、この旅の設計です。
こちらの城下町散策も、目的別で立ち寄りたいオススメ施設を以下で紹介しています。
実際に訪れる前に、ぜひ一度チェックしてみてください。
その後、夕方までには松本空港へ向かいたいところですが、ここで少したけ時間を余らせて最後にお土産をまとめて買う時間を設けられるとより理想的です。
しかしながら、実は松本周辺は、なんでも揃うお土産屋さんがそこまで多くないのが実情です。
空港にもショップはありますが、それほど大きな売り場面積を持たないため少々物足りなさを感じてしまう方も少なくありません。
そんな松本で、松本城周辺からまつもと空港へ向かうまでに、時間がなくても家族皆がスムーズにお土産を買えるスポット、動き方を以下の記事にまとめましたのでぜひチェックしてみてください。
土産購入後は、空港へ直行し16:30 頃には到着していると理想的です。
レンタカーの返却や搭乗手続きを考えても、十分すぎるほどの余裕があります。
17時55分発のフライトで松本を離れ、19時55分には福岡空港へ到着。
そこから、それぞれ九州各地の自宅へ戻るというスケジュールです。
無理な移動に追われず焦らされることもなく、それでいて信州の名所はしっかり押さえる。
この前提があるからこそ、今回ご提案した二泊三日の信州旅は「疲れた旅行」ではなく、また行きたいと思える旅として記憶に残ることでしょう。
旅の計画を、いちばんラクに、いちばん確実に。

いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したのは、福岡から空路で入る信州旅を、できるだけ無理なく、そして深く楽しむための二泊三日プランです。
最後に、今回ご紹介したモデルコースをざっと振り返ります。
初日は、松本空港から長野市へ入り、善光寺参拝と門前町の散策、小布施の落ち着いた街歩き。旅の始まりにふさわしい、信州らしい風景と空気をゆっくり味わう一日でした。

二日目は、朝の静かな時間帯に戸隠神社へ。五社巡りを楽しむもよし、体力や同行者に合わせて無理のない参拝を選ぶもよし。歩いた分だけ、自然と心が整っていくような時間を過ごし、午後からは渋温泉へ戻って、九つの外湯を巡る湯めぐりのひととき。
観光と休息、その両方をきちんと確保した一日です。

そして最終日は、松本城と城下町の散策。なわて通りや中町通りでこの旅最後の食事と情緒溢れる景色を楽しみ、最後にしっかり土産購入の時間も確保し、余裕をもって松本空港へ。
旅の終わりまで慌ただしさを感じにくい、締めくくりの行程になっています。

また、今回の旅程は幅広い年齢層に対応します。
三世代旅行でも、親孝行の旅でも、幹事役の方が「この内容なら大丈夫」と思える構成になっているはずです。
ここまで読んでいただき、
「この旅、かなり良さそうだな」
「自分たちの条件でも成り立ちそうだな」
そう感じていただけたなら、ぜひ一度、この旅をより細かく“カタチ”にしてみてください。
日程と人数を入れて、飛行機・宿・移動手段をまとめて確認するだけで、この二泊三日が、ぐっと現実の旅として見えてきます。
考えるだけの旅から、実際に動き出す旅へ。
今回おすすめしたいのが、「Jcation(ジェイケーション)」のパック予約です。

(※空き状況と概算金額の確認だけでもOK)
この旅程のように、飛行機、宿泊、現地での移動を組み合わせる旅行では、パック予約の手軽さは圧倒的です。
本来であれば、フライトを調べて、宿を探して、それぞれ別で予約を進めると支払いも管理も分散し、正直かなり手間がかかります。
Jcationのパック予約なら、出発地・日程・人数を入力するだけで、飛行機・宿をまとめて一度に予約可能。
支払いも一本化され、行程全体をまとめて管理できるので、幹事役の方の負担が一気に軽くなります。
さらに、個別に予約するよりも、金銭的にお得になるケースが多いのも大きなポイントです。
「調べるのが大変そう」「予約で失敗したくない」
旅を考える時間に、こうした懸念材料はどうしても付き物です。
もし、「このプラン、現実的だな」「この流れなら家族みんなが安心して旅を楽しめそうだな」
そう感じていただけたなら、まずはJcationで日程・人数を入力し空きがあるかどうかを確認してみてください。
具体的な金額と選択肢を見るだけでも、旅は一気に現実味を帯びてきます。
旅程を考える時間から、旅はもう始まっています。

(※空き状況と概算金額の確認だけでもOK)
九州に暮らす皆様が、今回の旅行先に、魅力たっぷりの信州・長野県を選んでいただくことを願っています。









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